判例一覧

【当ブログは下記に移行しました。 お手数ですが,こちらをご覧ください】 http://d.hatena.ne.jp/redips+law/なお,当面はこちらも削除する予定はありません。

システム開発契約の合意解除と清算金 東京地判平21.11.24(平20ワ27690号)

システム開発業務を行わないことを理由に開発契約を解除したユーザが,請負代金の返還を求め,解除に至った経緯に照らして請求の一部を認めた事例。

ユーザが主張するシステムの不具合が瑕疵に当たらないとされた事例 東京地八王子支判平15.11.5判時1857-73

納入されたシステムについて,不具合があると主張して契約の解除するというユーザの主張が,受け入れられなかった事例。

バグがソフトウェアの欠陥といえるための要件 東京地判平9.2.18判タ964号172頁

バグ,欠陥,瑕疵に関する一般論と,システム開発紛争に関する審理状況を伺い知ることができる事例。

契約準備段階における過失によりユーザ(注文者)の損害賠償責任が認められた事例 東京地判平19.11.30平17ワ21377号

ユーザの都合によりシステム開発が中止になった場合においてベンダが開発報酬ないし損害賠償の請求を行った事例。

システムの完成,瑕疵担保責任,追加報酬の請求等が争われた事例 東京地判平22.1.22(平18ワ6445等)

大学のシステムの開発における元請けと,下請けとの間での報酬請求に関する紛争

私的録画補償金控訴審 知財高判平23.12.22(H23ネ10008号)

東芝vsSARVHで知られる私的録画補償金に関する訴訟の控訴審。

SEに対する裁量労働制の適用を否定した例 京都地判平23.10.31平21ワ2300号

SEとして勤務していた元従業員からの時間外割増賃金請求に対し,裁量労働制の適用を認めず,元従業員の請求を認めた事例。

営業秘密の不正使用等 知財高判平23.9.27(平22ネ10039号)

ITの事例ではないのだが,営業秘密に関し,原審と控訴審とで結論が大きく変わった興味深い判例。

レンタルサーバのデータ喪失 東京地判平21.5.20判タ1308-260

レンタルサーバのデータが喪失したことによる損害賠償請求事件。

レンタルサーバのデータ喪失 東京地判平13.9.28(平成12年ワ18468号)

レンタルサーバ上に保管してあったユーザのデータが,業者側の何らかの不手際により滅失したという事例。本件とは別に,類似の裁判例が平成21年に出ていますが,それは別途取り上げます。

見積提示額と請求額の関係 東京地判平15.3.6平13ワ26648

本件は建築工事に関する事件で,ITとは関係ないが見積書のみで,注文書がなかった場合の取扱いについて参考になると思われる事案。

個人情報流出による慰謝料(TBC事件)東京高判平19.8.28判タ1264-299

エステティックサロンのホームページから個人情報が流失した事案

工数増加分の追加報酬請求の可否 東京地判平7.6.12判タ895-239

当初の予定工数より大幅に開発工数が増加した場合における追加報酬の可否が問題となった事例。

職務著作の成否2 知財高判平23.3.15(平20ネ11502号)

退職従業員から,情報システムの著作権の帰属確認を求めた事案。

ネットオークション取引における瑕疵 東京地判平16.4.15判時1909-55

インターネットオークションを通じて購入した中古自動車に損傷があったことから,売主が買主に対して,瑕疵担保責任に基づいて損害賠償を求めた事例。

継続的取引契約の解約と予告期間 東京地判平22.7.30金商1352-59

IT関連の判例ではありませんが,継続的契約の終了に関する興味深い示唆がある事例。

コンサルティング契約と開発契約の不履行 東京地判平22.9.21判タ1349-136

コンサルティング契約及び開発契約の債務不履行が争われた事案。

退職従業員による同種ソフトウェアの開発 東京地判平18.12.13(東京地裁(ワ)12938号)

退職した従業員が個人で開発した行為が問題となった事案。

システム開発契約の成立 東京地判平17.3.28

本件も開発契約の成立が問題となった事例。

出店者による商標権侵害行為とモール運営者の責任 東京地判平22.8.31

ショッピングモール(楽天)の出店者が商標権侵害を行っていた場合において,そのモールの運営者も商標権侵害が成立するかどうかが争われた事例。

ネット上の表現行為に対する名誉棄損罪 最決平22.3.15

インターネット上の表現行為に対する名誉棄損罪の成否について

職務著作の成否 東京地判平22.12.22

会社Xに入社する前後にYによって作成されたプログラムの著作権の帰属が争われた事例。

退職従業員による類似ソフト開発(増田足チャート)東京地判平23.1.28

退職した従業員が新たに興した会社(被告Y)の開発した株価分析ソフトウェアが,前職会社(X)の著作権侵害となるかが争われた事例。

TVブレイク事件控訴審判決 知財高判平22.9.8

動画投稿サービスの運営者が著作権侵害の主体となるかという点が争点となった事件の控訴審判決。

システム開発契約の成立 東京地判平21.9.4

これまでにも類似の事例を紹介してきたが,本件もシステム開発契約が成立したかどうかが問題となった事例。

システムの完成と瑕疵担保責任 東京地判平21.7.31

システム開発を委託したユーザXが,ベンダYに対し,システムを完成させなかったことが債務不履行にあたる等と主張して,支払済みの代金の返還,損害賠償等を求めた事案。

著作権譲渡対価と寄付金 知財高判平22.5.25

グループ会社間でのシステム譲渡によって支払われた金銭が寄付金にあたるとして法人税の更正処分が出されたのに対し,連結法人X(岡三証券グループ)が取り消しを求めた事案。

システムの完成その1 東京地判平17.4.14

システム開発代金請求において,完成が問題となった事例を紹介します。

私的録画補償金に関する協力義務 東京地判平22.12.27

私的録画補償金管理協会(SARVH)が,DVD録画機器を販売する東芝に対して,私的録画補償金を支払わなかったことを理由に損害賠償の支払いを求めた事件。